Matsuda Ikuya

静止画と映像の撮影、それに付随する編集や音楽の制作。一眼レフやデジタルシネマカメラ、ドローンを利用した写真撮影・映像制作を行っています。

LEICAで多灯!?Typ240とGODAX AD200、XT16でワイヤレスフラッシュを組む手順

LEICAで多灯!?Typ240とGODAX AD200、XT16でワイヤレスフラッシュを組む手順

作例サンプル

今回紹介する機材で得られる写真のイメージを先に貼っておく。


LEICA M-P Typ240、オフカメラフラッシュができるシステムを組みたいと思っていた。


LEICA純正フラッシュも存在するが、最小のクリップオンでもこの値段。多灯セッティングの為に複数導入するには敷居が高い。

LEICAのホットシュー形状はNikonと同じらしく、Nissin Di700A + Air1という組み合わせも候補に挙がった。

が、オフライトを考えるならば更に大型でも構わない。そんなわけで今回購入したのはこれだ。

Godax AD200、Godax XT16を核に組む多灯システム

Godax AD200は、コスプレやポートレート撮影の定番である中華製フラッシュ。XT16は、それを無線でコントロールできるデバイスだ。

以前からSONY α7RⅢ用に使っていたGodax TT350があるので、これで多灯オフカメラフラッシュ・システムを組んでみよう。

AD200 × TT350多灯システム サンプル作例

‘1957 Vintage Gibson LesPaul Special

Leica M-P typ 240 + Leitz Summilux 50mm/f1.4 (ƒ/5.6, 1/125, ISO 200)

Ad200に白アンブレラとレフ版を使った作例。僕の愛機であるギターを撮ってみた。

撮影場所は自室。背景は黒布でシックにまとめているが、その後ろは生活感満載。(笑)ミセラレナイヨ!

そんな環境下でもここまでのクオリティが出せるという事が分かり大変驚いている。

Blackmagic PCC4K + Vinten BLUE 3

Leica M-P typ 240 + Leitz Summilux 50mm/f1.4 (ƒ/5.6, 1/125, ISO 200)

撮影場所は上記の通り。カメラ側からアンブレラでディフューズしたAD200、反対はそれをレフ版で起こしつつ、パン棒の方からTT350でタッチライトを入れている。

Vintenロゴとシールに光が反射して大変だったが、とてもいい陰影が作れた。

設定の手順

注:XT16を使ったワイヤレス多灯システムは、マニュアル調整が基本となりTTLとハイスピードシンクロには対応していない。一つ上の機種であるGodax X1T等を使えば可能……かもしれないが、LEICA M Typ240で動作しないという報告もあるので今回は「物撮り用多灯」のみに特化することにした。LEICAでボカすことはあまり意識していないので、ご容赦いただきたい。

同じGodax社製品を使う場合は、内蔵の2.4GHzレシーバーのおかげで特別な機材も使わずコントロールが可能だ。

一度接続を設定してしまえば、以降はそれぞれの電源を入れるだけで同期がかかる。

機器の接続

SONY α7RⅢ、Panasonic DMC-GX7MK2、LEICA M-P Typ240、Canon EOS Kiss X6i、初代7D。またフィルムカメラであるLEICA M6TTL、CONTAX RTS Ⅱで動作を確認した。

汎用ホットシューなので、これだけのカメラで動作する。便利なものである。

  • XT16 – XT16の電源を入れる
  • 各フラッシュ – AD200とTT350の電源を入れる
やや不格好ではある。笑

XT16とフラッシュの設定

  • XT16 – 「CHANNEL」のミニスイッチが4つとも下に落ちていることを確認(これでCH.1の状態になる)
  • 各フラッシュ – 「MODE」ボタンで「M」を表示させ、マニュアルモードに移行。
  • 各フラッシュ – AD200とTT350の「GR/CH」ボタンを何度か押し、それぞれを[A]と[B]のグループに割り振る。

これが両方[A]とかになっていると、XT16の設定が両方のフラッシュへ同期されていく。そうやって使う場合もあるだろうが、今回は各々を独立させてコントロールしたいので別のグループへと割り振った。

XT16右上のぐるぐるPOWERスイッチで[A]を選択すれば、グループ[A]に割り振ったフラッシュをコントロールすることになる。設定はグループごとに記憶されているので、多灯システムでそれぞれに異なる光量を割り振る場合でも一つづつ調整していける。

基本的な使い方はこれだけだ。XT16の「BUZZ」ボタンは動作ビープ音、「LAMP」はモデリングランプの点灯/消灯を切り替える。

実際に撮ってみた

Leica M-P typ 240 + Leitz Summilux 50mm/f1.4 (ƒ/5.6, 1/125, ISO 200)

アンブレラ等設備を揃えれば、商業撮影にも問題なく対応できる。

光量的にも不足はなく、コントロールもほぼリアルタイムに連動した。チャージも全く気にならず、テンポよく撮影できるだろう。

Leica M-P typ 240 + Leitz Summilux 50mm/f1.4 (ƒ/5.6, 1/125, ISO 200)

だが、問題が一つ。それはフラッシュのせいではなく、LEICAにあった。

寄れない笑

実際の50mm画角はこんな感じで、これをクロップして誤魔化している。全画素の40%くらいしか使っていない中で、それなりに見せてしまえるのもフルサイズ&2400万画素の成せる業ではあるが。。。

Leica M-P typ 240 + Leitz Summilux 50mm/f1.4 (ƒ/5.6, 1/125, ISO 200)

クローズアップに向いていないのはMの性ということで、パナライカとGX7 Mk2にバトンタッチ。

Panasonic DMC-GX7MK2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4 (f/8, 1/100, ISO 200)
Panasonic DMC-GX7MK2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4 (f/2.8, 1/100, ISO 200)
Panasonic DMC-GX7MK2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4 (f/5.6, 1/250, ISO 200)
Panasonic DMC-GX7MK2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4 (f/5.6, 1/100, ISO 200)
Panasonic DMC-GX7MK2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4 (f/4, 1/100, ISO 200)

ともかく、光を操る感覚がとても楽しい。これぞオフカメラフラッシュの醍醐味だ!

About The Author

198
1999年生まれ、福井県出身。

4歳よりバイオリン及びピアノを学び、絶対音感を持つ。14歳からはギターとドラムスを楽しむ。米国Los AngelsにあるMusicians Institute Hollwood校にて音楽を学びつつ、Hollywoodの制作スタジオに出入りした経験から映像制作にも活動を広げる。

現在はフリーのカメラマン、音楽プロデューサーとして、音楽制作と映像撮影、グレーディング等手広く活動を行っている。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)