Matsuda Ikuya

静止画と映像の撮影、それに付随する編集や音楽の制作。一眼レフやデジタルシネマカメラ、ドローンを利用した写真撮影・映像制作を行っています。

この4つ覚えればOK!どのジャンルでも使える、ボーカルリバーブ・ディレイの設定を全公開【歌ってみたMix師】

この4つ覚えればOK!どのジャンルでも使える、ボーカルリバーブ・ディレイの設定を全公開【歌ってみたMix師】

レコーディングされたボーカルへのエフェクト処理は、歌い手や録音環境によって千差万別。

どうすればより良くなるかを判断できるようになるには経験が必要……。

しかし、リバーブなどの空間系エフェクトに関しては、今回紹介する4つを使えば及第点のボーカルサウンドを作れます!

むしろエフェクトをかけすぎることで余計に聞き取りづらくなったりしますので、まずはこの基本形を試してみてください。

4つのエフェクト詳細

ということで、基本形のエフェクトをご紹介します。

  • スラップディレイ
  • プレートリバーブ
  • スラップバックリバーブ
  • ダブラー / ステレオエフェクト
「TG1」は、パラレルコンプ用のトラックです。基本形という趣旨からは外れるため、また別の機会に解説します。

一つのボーカルトラックを、この4つのエフェクトへ送ります。今回ご紹介するのはテンポ140の楽曲で使った数値ですので、自然に聞こえるよう設定は適宜変更してくださいね!

50s – スラップディレイ

UAD-2 ATR-102を使った、短いディレイタイムのテープディレイです。

WETを100%に設定しているため、原音は出力されません。ディレイタイムは左、274ms、右304ms。

「ボーカルをソロで聞くとディレイがかかっているが、他のインストと合わせたら聞こえない」というくらいの音量レベルにしています。この音量を上げていくと、エルビス・プレスリーやレイヴォーン的なボーカルサウンドになりますし、ギターから送るとGary Mooreです。

デジタルのディレイでも同じような設定は可能ですが、サウンド的な好みとしてUAD-2 ATR-102か、Waves J37のどちらかを使うことが多いです。

Vx-Plate

プレートリバーブ。ハードウェアリバーブ機の名作、BRICASTI DESIGN M7「Plates 23 Vocal Plate B QUAD」IRをロードしています。

DAW備え付けのリバーブにも、「Plate」とつくようなプリセットがあればそれを使えばOK。ボーカルの余韻を後方に伸ばすようなイメージで、音量を探ってください。

AC/DC Plate

トラック名は個人的なイメージです。気にしないでください笑

Mod DelayⅢで250ms遅延させて、Softube RC48リバーブという組み合わせ。いうならば「スラップバックリバーブ」。「シャリーン」という残響を利用して、語尾を伸ばすような使い方をします。

上のVx-Plateよりは奥に引っ込ませず、奥行きを与えているイメージです。

Vx-Wider

Mod DelayⅢ 16ms遅延→Pitch Ⅲで左を-8cents、右を+8centsずらす

センターに定位しているボーカルを、微妙にピッチをずらして左右からも聞かせて広く太く感じさせるという、裏技的なエフェクト。昔はテープマシンでよくやっていたみたいです。

Waves Doublerをはじめとした単体プラグインでも同じようなことができると思います。

3つめのBrainworx Bx_Console Nは、TMT技術で左右のステレオ定位をずらすためのものです。

まとめ

今回は、基本となる4つのボーカルエフェクト設定をご紹介しました!

ピアノ伴奏の楽曲からバンドサウンドまで、この設定だけでも及第点のボーカルサウンドを作れます。

より深みが欲しければ、これに加えてロングディレイを加えてみたり、、という風に、これをベースとしてエフェクトを付け足していくのがいいと思います。

About The Author

198
1999年生まれ、福井県出身。

4歳よりバイオリン及びピアノを学び、絶対音感を持つ。14歳からはギターとドラムスを楽しむ。米国Los AngelsにあるMusicians Institute Hollwood校にて音楽を学びつつ、Hollywoodの制作スタジオに出入りした経験から映像制作にも活動を広げる。

現在はフリーのカメラマン、音楽プロデューサーとして、音楽制作と映像撮影、グレーディング等手広く活動を行っている。

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